大きな転機が40代に起こっている(内的要因) ・中高年は多種・多様なキャリアを受け入れられない ・キャリア教育は、2000年代に整備され始めている ・中高年はキャリアにいろんな選択肢があることを知らない
この内的要因をまとめますと、キャリアライフに細かな転機はつきものですが、特に大きな転機が40代に起きるようですね。 実は、私も経験しました。
これからの自分の人生を本気で考える時、まさに中高年の入り口付近で起こるようです。セカンドキャリアは、多種・多様なキャリアを受け入れることですが、40歳以上の人は、この「多種・多様なキャリア」を、受け入れることが、苦手な傾向にあるようです。と、言いますのも、キャリア教育と言われるものは、2000年代(平成12年)に入ってから、整備が始まっていますね。 今、セカンドキャリアを築こうと考えている、中高年の学生時代には、 「進路指導」とか「就職指導」と言われる一直線の人生コースだったわけですよ。それでゴールを迎えることが、人生の目的だったわけですからね。 中高年者は、キャリアにいろんな選択肢があることを知りません。 セカンドキャリアのどんな準備を、どうやって、いつ頃からしたら良いのか、わからないのです。中高年の入り口付近、つまり45歳当たりから背負う、家族、子育て、親の介護、老後の備えなど・・・若いころとは違って、自分の考えだけでは決めづらくなりますよね。 また、若さを失っていく喪失感や、人生には終わりがあるという実感から、 「中年の危機」と呼ばれている心の葛藤も起こるようですね。
沈んだ気持ちになって、失望や後悔、劣等感や不満などの感情にさいなまれる、ことがあるようです。
でも、こういった感情と向き合っていくことで、若いころの価値観を見直せると思います。新しい観点から自分を作るという考えが、セカンドキャリアを築いていくことにつながります。こういった内面から起こる一方で、勤め先などからの外的要因の影響を受けることもあります。環境の変化から受ける転機(外的要因) ・勤め先の事情(人員整理) ・家庭の事情(健康問題・親の介護)
経営状況の良し悪し関係なく、人員削減は全国で頻繁に続いていますね。 勿論、経営破綻で職を失うことも頻繁に起きています。 企業は50歳以上、特に50~54歳の給料が大きな負担になっているようです。バブル期に入った多くの社員が50歳を超えて管理職に就けないことも珍しくありません。こういった人財を辞めさせ、、新しい分野の技術を持った人を雇う流れとなっているのも現実です。
人員削減 ①退職勧奨・・・個別の自主退職を促す ②希望退職・・・自発的な退職を募集 ③整理解雇・・・経営悪化による法的解雇
人員削減数は増え続けています。 業績悪くないのに削減する企業も少なくないです。 構造改革で従業員の年齢構成を均等にすることも大きな要因です。 ② の希望退職の実態は、① の退職勧奨とセットで進められることが多いでしょうね~。実は、私が40代の時に食らってしまった大転機も この①と②のセットで想・定・外の不本意な退職をしています。 勿論、当時、私はセカンドキャリアのことなんて考えてもいませんでした。 退職後の武者修行がキャリアチェンジのきっかけとなり、今があります。 退職と同様に想・定・外の大転機で独立起業になってしまったわけですが・・・自分の内的要因から起こること、或いは仕事や家庭などの外的要因が、セカンドキャリアを考えるきっかけとなっているようですね。
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