新卒時、初めて社会人になるときにイメージする仕事は業界ではないだろうか? それが転職活動になった時、どうなっているだろうか? たいていの人は最初に職種を固めている。「営業職」「経理職」「人事職」「開発職」といった具合に・・・。
転職支援をしていると、求職者はまず最初に職種を提示してくることが多いが、なぜこうなってしまうのか? これにはいくつかの理由があると思うが一番の要因としては、転職求人情報では「未経験OK」となっている場合、業界未経験OKでも、職種の実務経験が問われるケースがほとんどだから。勿論、第二新卒のような若手であれば業界・職種ともに未経験であっても採用されることはある(ITエンジニアの入り口も広い)。そうかと言って、職種ありきで興味持てない業界で入社すると落とし穴にはまってしまうことがある。つまり、興味の無い業界(会社)で職種スキルを磨こうと頑張ってみても、やる気が損なわれてしまい、転職スパイラルに陥ってしまうことである。こういったことは、バックオフィス系(経理・事務職)の職種に於いて多く見受けられる。業界によって同じ職種でも職場環境をはじめとするムードがすごく異なっている。大げさに言うと働く人たちの人種が違う感じ。
はてと自分はどうだっただろうか? 太古の昔を振り返ってみることにする(^-^;
まずは新卒時・・・はじめて社会人になる時、やはりまずは業界をイメージした。
生活に必要不可欠な「衣食住」の3つのを描いてみて、どの分野にも特別な興味は無かったが、何となく仕事のスケール感をメリットと感じて「住」を選んでみた。
自分の氏名(苗字)「今住」も理由の一つだったかも笑。読んで字のごとく「今」すぐ「住む」・・・住宅の仕事にはピッタリ! 23年間係わることになり職種は営業職。23年もやって言うのもおかしいが・・・不動産の仕事はまったく面白くなかった。自分に合っていなかったんだと思う。まったく興味を持てなかった。用地の買収・住宅の企画・販売業務・仲介業務などなど広範囲な経験するも・・・不動産業を掘り下げて学習する気になれぬまま23年経ってしまった。業界完全ミスマッチだった! 未だに所要あって行く法務局(登記所)は好きになれない。出入りする業者の雰囲気か!? お金に群がるハイエナの集団みたいに見えちゃう汗笑。
そして突発的トランジション(転機・移行)で、想像もしていなかった人材業界との縁から10年が経過した。不動産の時とは打って変わって・・・実務面でも理論面に於いても深く学びたい気持ちがずっと変わらず続いている。業界ベストマッチング!
職種についても「独立=営業」という観点からはマッチしていると感じている。
確かに職種を転々と変わることはお勧めできない。「手に職」をつけてどんな業界でも通用するスキルを持つことは人生の武器である。一方、本当に興味ある業界をしっかり検証して自分の思考にマッチングさせることが重要だと感じる。「業界検証と職種磨き」は一心同体の関係ではないだろうか。
自分に興味のあるサービスを提供している、或いは関心あるもの物を作っているといった職場環境(業界)で、自分の職種を磨き続け、学び続けていく姿勢が出来ていれば「生涯現役のプレーヤー」として、100年時代をワクワク生きることができ・・・
つまりは、「一日一生」・「日々是好日」!!
by imazumi
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