セカンドキャリアの選択肢は大きく4つに分かれます。
①就労
②社会貢献
③学び直し(生涯学習)
④選択できない状況(選択保留)
これらはパラレル的に取り組むこともあるでしょう。
◆就労の一つの選択肢「再雇用」について考えてみます。
定年後に雇用させる場合、有期雇用になることが殆どです。「嘱託社員」などと呼ばれています。定年後に「再雇用」を選ぶ人は最も多くなっています。2018年のある調査では男女ともに7割ほどが「再雇用」を選んで働き続ています。
◆「再雇用」の良いところ
①安心感
何と言っても慣れ親しんだ環境での安心感です。これまでに培った経験を活かせることは何よりの安心感が得られます。
②老後ライフプランが立てやすい
無職期間が無くすことができる。雇用期間や収入額が見えて計算できるのは大きなメリットです。そうは言っても65歳以降のことを準備しなければいけない。
③年金が増えるかもしれない
会社員の場合は、「国民年金」と「厚生年金」の二つがありますね。
「国民年金」は、保険料を40年間収めると満額で支給されます。もし未払い期間がある場合は、60歳を超えてからも任意加入で解消できます。「厚生年金」は、70歳まで加入できます。なので社員として働き続けることで年金支給額が増えることになります。
◆「再雇用」の良くないところ
①収入ダウン
最も多いのは、定年前の6~7割ほどの収入ダウンです。半分未満になるケースも4割ほどあるようです。この状況をカバーする制度があります。「高年齢雇用継続給付」です。
これは、60歳時点での賃金の75%未満に下がった場合、60歳以降賃金の15%を上限として雇用保険から給付されます。
②モチベーション、ダウン
収入のダウンによってやる気が無くなることが多いようです。役割もはっきりせず行き当たりばったりの仕事内容。或いは仕事が無かったりもします。
責任感の強かった人ほど心身ともにこたえるようですね。
③期間限定
65歳以降も働き続けたい場合は「再就職」活動になります。言うまでもなくハードルはかなり高くなります。昨今、企業には70歳までの雇用を努力義務としてしています。近い将来には義務化されるでしょうが・・・それ以前の問題点が山積みです。具体的なことは今後に記すことにします。
◆「再雇用」のやりがい
会社から期待される「専門知識」や「指導力」が上手に機能すれば良しです。
喜ばれてやりがいも感じることでしょう。しかし、現実はそう上手くいってないようです。
具体的なことは今後に記すことにします。
by imazumi
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